(13)番 虚空蔵菩薩(三十三回忌) 威徳院(いとくいん)  
     御詠歌 霊牛の 山のやさしさ 包み込む 古(いにしえ)しのぶ 極楽の里
           極楽寺 八溝の山の 嶺高く 今も澄むらん 湯津上の月
創建は大治5年(1130年)、東山道を巡錫していた真雅上人、那珂川沿いから西の山をご覧になる。
霊牛がゆったりと伏せている様子の風景は、極楽のようであると感じ入る。これ日頃信仰する大威徳明王の
お陰によるものと当山の名をつける。
本堂は明治4年に焼失し、仮本堂のままであったが、奈良より伝わる古代建築にて平成31年3月落成する。
その際、本尊虚空蔵菩薩は宇都宮・高田仏師作と判明。また、朝倉二美仏師作の御前立、大威徳明王、
妙見菩薩等も一拝見の価値あり。
   
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