(5)番 地蔵菩薩(五七日) 城興寺(じょうこうじ)  芳賀町
     御詠歌 延生地蔵 朝な夕なに 念ずれば 子をやすやすと 生まれ給ひぬ
天正12年(1584年)に堂塔伽藍が全焼しその祈り記録も消失し開祖造立も詳らかでないが、縁起ではその昔、
後鳥羽上皇・土御門・順徳天皇の頃、后妃に懐妊のきざしがなく、ある夜夢枕に僧が立ち「女人の安産は、地蔵菩薩
十種の大願第一なれば、この菩薩を信仰給わば御安産疑い無し」と言い消えたという。帝は仏工運慶に勅して・
一尺七寸の地蔵菩薩を彫刻せしめ、堂宇を建立し、皇城繁興を念じられて寺名を「城興寺」と号するようになった。
   
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